カテゴリ:幼稚園の様子
ようちえんニュース「七夕飾り」と「就学前教育スタンダード」

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今日は七夕です。
こどもたちは、先々週の末頃から、飾り作りを楽しんできました。

七夕は、豊かな表現活動を楽しめるよい機会です。
教師が、4歳児、5歳児、それぞれの発達段階を踏まえて、「体験・経験させたいこと」を明確にして、「少し頑張れば達成できる」課題を設定して、取り組んでいきました。
こどもたちは、ところどころ苦戦しながらも、目を輝かせながら楽しんでいました。

今日はここで、「就学前教育スタンダード」の一つ、「いろいろな表現を楽しむ」についてご紹介します。

「いろいろな表現を楽しむ」とは・・・
〇 ここで言う「いろいろ」には、大きく2つの視点があります。
〇 1つは、表現の方法、手法などです。ひとくちに「表現」と言っても、様々な表現があります。歌、言葉を用いた表現、楽器を使った表現、身体を使った表現、絵 画的な表現、それらの複合的な表現、あるいはジャンル分けできない幼児ならではの名前の付けようがない表現など…。歌や言葉を用いた表現は、外国語でも楽しめるでしょう。幼児には、様々な表現の方法、手法に出会ってほしいと考えます。
〇 もう 1 つは、その幼児なりの表現を大事にしたいということです。幼児の表現は、実に素朴で、自由です。まさに「いろいろ」です。表現の方法や過程、作品は一様ではなく、一人一人異なります。幼児には、伸びやかに想像を膨らませ、表現する過程を十分に楽しみ、その世界に浸る体験をたくさんしてほしいと考えます。

「就学前教育スタンダード」で取り組むこと
〇 知らないことには表現のしようがないこともあります。就学前教育スタンダード では、様々な表現方法、手法に出会える機会を十分に保障したいと考えています。
〇 就学前教育スタンダードでは、幼児が「表現したい」と思う原動力となる感動体験を数多く創出できるようにしていきます。
〇 その幼児なりの表現を引き出し、尊重し、幼児が「表現したい」と思うことが、 楽しみながら実現できるような過程に価値をおき、援助していきます。

七夕飾り作りは、まさにこの「いろいろな表現を楽しむ」体験になったことと思います。
今後も、「いろいろな表現を楽しむ」体験を重ねていけるよう、教育活動を工夫していきたいと思います。

公開日:2021年07月07日 16:00:00
更新日:2021年07月07日 17:09:15